秋山 浩保 様 【千葉県柏市長】

2010.11.17

秋山 浩保様 プロフィール
秋山 浩保(あきやま ひろやす)         
千葉県柏市長
1968年9月6日、千葉県生まれ。
1992年3月、筑波大学第三学群国際関係学類卒業。
同年、外資系コンサルタント会社のベイン・アンド・カンパニー入社。
1994年、宅配ピザの株式会社フォーシーズ入社。社長室長、常務取締役を歴任。
1997年、大前アンドアソシエーツ設立に参画。
その後、経営コンサルタントとして、さまざまな会社の役員を歴任。
2009年11月、柏市長選で初当選し、市長就任。

◆筑波大学第三学群国際関係学類(現:社会・国際学群国際総合学類)への入学動機と、大学時代の思い出をお聞かせください。

当時は国際関係という学科が珍しく、格好いいなと、それだけの理由で受験しました。入学して、秋野豊先生(元本学助教授。1998年7月、タジキスタンで国連政務官として平和維持活躍中、凶弾に倒れ殉職。享年48歳)との出会いが、私の人生の最大の財産になりました。秋野先生の授業内外さまざまな言動に夢中になり、その独特のフレーズを自分の会話に使ったり、サバの味噌煮を豪快に食べる姿すら格好いいとまねるほど憧れました。まだ進む方向が定まっていないこの時期に、理屈を超えた部分で、すごいと感じ、濃密に秋野先生の生き様を自分なりに解釈し、脳を回転させる経験ができたことは、私の財産です。


◆ 卒業後はどのような仕事をなされてきたのですか。また現在に至るまでの仕事経験が市長にどのような影響を与えましたか。

卒業後は、当時あまりメジャーでなかったコンサル会社を片っ端から受け、その中で「ベイン・アンド・カンパニー」とご縁があり、お世話になりました。仕事は、まだ社会常識もなく、試行錯誤の日々でした。内容もスケジュールも困難なプロジェクトが多く、必死にやり遂げました。その後、まだ創成期だった宅配ピザの会社から誘われました。ちょうど時流に乗っている会社で、組織の作り方、営業の考え方など、コンサル仕事で培った戦略の立て方がここでは新鮮に見られ、経理や企画、さまざまな経験をさせてもらいました。また、理屈がすべてのコンサル会社とは違い、「一緒にやろう」というハートが大事なのだと、確信した時でした。
20代半ばで実務仕事の原体験を積んだ、この3年半があるから今があると言ってもいいくらいです。
この後、同業の外食産業を再建することができたことから、経営コンサルタントとしてさまざまな会社役員などを経て、今に至りました。

◆ 筑波大学で学んだことは市長としての仕事に役だっていますか。

昨年11月に柏市長に就任しましたが、柏市は都市住民の集まりなので、地域への愛着が薄いと感じます。地域に愛着があると、少々経済的に伸びなくても、仲間がいれば満たされた日常を感じるはずです。
私は筑波大で社会学や政治学、経済学、行政学などいろんなことを教わり、それらは社会生活に直結しているので、どれも魅力ある講義でした。ですから、大学の先生方の理論と市民の生活を結び付け、それをうまく活用していけば、地域交流の活性化へつながると思います。その辺を活用して街づくりを進めていきたいですね。


◆今後の筑波大学に期待すること、大学とどのような関わりを持っていきたいか、筑波大学基金をどのように活用してほしいかなどをお書きください。

筑波大学では、秋野先生をはじめ、綾部裕子先生、ゼミでは岩崎美紀子先生に大変お世話になりました。大学に恩返しをしなければと思っていますので、何かお手伝いできることがあれば、喜んで協力させていただきます。今はつくばエクスプレスが通り、学生さんの環境も時間の使い方も私の学生時代とは違うでしょうが、皆さんにも有意義な時間を過ごしてもらいたい。そして人との出会いに大いに刺激を受け、モチベーションを高めてほしいです。
筑波大学基金は、未来を担う学生を支援し、個性豊かな人材を育成するための基金です。関係者の皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

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