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福田 成康 様 【一般社団法人全日本ピアノ指導者協会専務理事、株式会社東音企画代表取締役社長、公益財団法人福田靖子賞基金理事長】

2012.04.12

プロフィール
名前:福田 成康(ふくだ せいこう)
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 専務理事
株式会社東音企画 代表取締役社長
公益財団法人福田靖子賞基金 理事長
1964年3月 東京都豊島区出身
1982年3月 私立巣鴨高等学校卒業
1986年3月 筑波大学第二学群生物学類卒業
1986年4月 栗田工業株式会社に入社
1989年4月 株式会社東音企画に入社、1990年4月同代表取締役社長就任
1991年4月 社団法人全日本ピアノ指導者協会事務局長就任、2001年12月同専務理事就任
1998年6月 社団法人クラシック音楽事業協会地域創造委員長就任、2011年5月同副会長就任
2010年11月 一般財団法人福田靖子賞基金代表理事就任(現 公益財団法人)
2010年12月 公益財団法人東京二期会理事就任
2010年12月 アジア文化交流促進連盟(FACP日本)理事就任
その他、仙台国際音楽コンクール組織委員、日本モーツァルト音楽コンクール運営委員、衛星テレビ放送クラシカ・ジャパン番組審議員、東邦音楽短期大学非常勤講師(レッスン・マネジメント)、財団法人音楽文化創造評議員などを歴任

主な受賞歴
1996年 日経BP社「情報システム大賞」準グランプリ受賞
2001年 第3回「フジタ未来経営賞」受賞
2002年 財団法人商工総合研究所「中小企業懸賞論文」準賞受賞
2011年 文部科学省「社会教育功労賞」受賞

◆福田様は生物学類のご出身ですね。在学中はどのような研究をされていたのですか。
学生生活も含めて教えてください。

確かに生物学類卒業ですが、筑波大学には陸上競技部を目当てに入学しました。
高校の先生から「筑波には村木先生という陸上競技で日本一の先生がいる。ただし、陸上競技の振興を図るなら専門外から発言した方が効果的なので、体育専門以外に行け」と指導されたのです。それとは別にバイオテクノロジーなどという言葉が流行り始めた頃で、生物学にも大いなる将来性を感じていましたので迷わず生物学類を選びました。

当時の筑波の陸上競技部は本当に強く、同学年だけで日本記録樹立者が3名もいました。特に跳躍ブロックでインターカレッジのレギュラーになれば3名全員が入賞し、オリンピックや世界選手権の後には学内で反省会が開けてしまうような状況でした。そこまで強い選手でなかった私には、どんなハードな練習にも耐えられましたが、劣等感がつらかったです。

今となっては、あの超エリート集団で練習できたことや、三段跳びの日本記録保持者である山下訓史君などと今も年賀状のやり取りができることを誇りに思っています。


◆そして栗田工業株式会社にご就職されました。

環境生物学を専攻していたので、環境問題を扱う「水のクリタ」に就職するのは、自然な流れだったと思います。3年間というと短いようにも聞こえますが、新卒からの3年間ですから1日1日が充実していて多くのことを学ばせてもらい仕事人としての基礎を築くことができました。栗田工業には感謝していますし、社風や事業が大好きなので、退職後23年経った今も栗田工業の集まりには顔を出しています。


◆その後はクラシック音楽界に転身されています。元々福田様はクラシックとの繋がりはあったのでしょうか。

いいえ、クラシック音楽とは何の関係もありませんでした。親の会社を継ぎました。小学校の卒業文集に「将来は成康商事の社長になる」と書いたり、栗田工業の新入社員時代から「将来自分は社長になる」と公言していたくらい経営志向が強かった私としては、専門外の音楽業界とはいえ若くして経営者になれるならと親からの誘いに従いました。


◆福田様は、公益財団法人福田靖子賞基金の理事長もされております。この基金についてご説明お願いします。

相続したお金を元手に設立しました。この団体では、母親の遺言「才能のある若いピアニストにはできるだけ早い時期から海外体験を積ませて欲しい」を実行しています。両親は元々決して経済的に恵まれていた訳ではありませんが、ものすごい節制をして貯めたお金を相続した訳ですから、私も1円たりとも無駄に使えません。

そもそも経営者って、お金を稼ぐのが好きな人種なんだと思います。普通の人にとって「稼ぐ」のは、自分が使うお金を獲得する「手段」かもしれませんが、私にとって稼ぐことは「目的」なんです。たとえば、「食べる」という行為がエネルギー摂取の手段でなく、食べたいから食べるのと同じです。事業で「稼げている」という状況は、お客さんのニーズを満たし、無駄なく事業を運営できていることの証です。でも、やっぱり消費はあまり好きではありません。「寄付する」という行為は、飽食の時代に健康のためにジョギングすることにも似ています。そして、せっかくなら意味のあることや「縁」のあるところに寄付したい。親の名前がついた財団を設立し寄付することは親孝行の活動です。


◆筑波大学でも、学生への経済支援や国際交流支援、学術研究支援、社会への地域貢献活動支援などのために「筑波大学基金 TSUKUBA FUTURESHIP」を運営しております。そして今般は「縁」のあるということで本基金にご寄付いただきましてありがとうございました。
それでは最後に本基金へ期待することと、今の筑波大学の学生へのメッセージをお願いいたします。

これからの時代、日本人も寄付する快感を覚えると予想しています。ですから、筑波大学連携・渉外室には1円でも多くの寄付金を集めて欲しいです。ハーバード大学は、元々イギリスの官立大学でしたが、ハーバードさんが多額の寄付をして私立になったそうです。極端な話、数千億円の寄付金が集まれば筑波大だって私学化は夢ではありません。私自身、今すぐ孫正義さんように多額の寄付金は出せませんが、少しずつ寄付して貢献したいですし、皆さんがもっと寄付するよう働きかけたいと思っています。(※)

また、大学発のベンチャーなどに優先的に出資させてもらえる仕組みがあればありがたいと思います。個人的に藻類を使ったエネルギー開発などには大いなる将来性を感じています。ITの次はエネルギー技術がホットです。

多額の寄付金が集まれば、優秀な人材に授業料免除枠を増やすこともできます。東大のように優秀な人材が数多く入学する大学になれば、筑波大のOBとしては誇らしいですね。どうぞよろしくお願いします。

※微力ながら、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会でもCrossGivingを通じて音楽活動に寄付が集まる仕組みを始めています。
http://www.piano.or.jp/info/crossgiving/

 

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