森川 亮 様 【NHN Japan株式会社代表取締役社長】

2012.12.05

プロフィール
名前:森川 亮(もりかわ あきら)
NHN Japan株式会社代表取締役社長
1967年 1月13日 神奈川県出身
1989年 3月 筑波大学第三学群情報学類情報工学専攻卒業
1989年 4月 日本テレビ放送網株式会社入社
1999年 3月 青山学院大学大学院国際政治経済学科修士課程(MBA)修了
2000年 2月 ソニー株式会社入社
2003年 5月 ハンゲームジャパン株式会社(現NHN Japan株式会社)入社
2003年 8月 事業部事業部長
2004年 9月 同社取締役
2006年10月 同社取締役副社長 
2007年10月 同社代表取締役社長
2007年11月 ネイバージャパン株式会社設立に伴い、代表取締役社長就任 
2012年 1月 経営統合後、NHN Japan代表取締役社長 続任

◆社名のNHNというのは“Next Human Network”に由来し、オフラインとオンラインの垣根を越えた豊かな人間関係の構築と、ライフラインの実現を目指して事業展開を行っているとお伺いしました。

私達は創業以来人と人とのコミュニケーションを中心としたサービスを生み出しています。コミュニケーションのきっかけになったり、豊かになったり、便利になったりという価値に注力し新しいサービスをいつも検討しています。
NHN Japanは、無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE」、オンラインゲームサービス「ハンゲーム」、検索サービス「NAVER」、ポータルサイト「livedoor」などの事業を主軸に、多様なサービスを提供しています。

 

◆その中で無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE」が急速に伸びています。

以前からスマートフォンのコミュニケーションとはどうあるべきかということを考えていたのですが、そんな時に東日本大震災が起こりその中でソーシャルメディアがとても便利に活用されていて今のタイミングで出すべきと考え短期で開発してリリースしました。現在メッセージの他、無料通話やスタンプ、ゲーム、占い、クーポン、公式アカウントなど「LINE」と連携し「LINE」でのコミュニケーションを活性化する新しいサービスをチャンネルという考え方で増やしています。様々な同様のサービスがありますが、現在国内では「LINE」が最も支持されていて、世界では累計約7,500万人、国内では約3,500万人と、毎月600万人以上の新規のユーザーが増えているという状況です(※数値は2012年11月16日現在)。

 

◆2003年8月にハンゲームジャパンゲームからNHN Japanに商号変更されました。その意図も含め、今後の展開、展望をお聞かせ下さい。

元々オンラインゲームの事業はPC市場中心に立ち上がり成長してきましたが、その後携帯電話のソーシャルゲームの市場が大きくなり私達はその市場に出遅れました。しかし現在その市場がスマートフォンへ移行しているので、それをチャンスと捉え「LINE」中心に新しいスマートフォンゲームの市場を創造、拡大していこうと考えています。

 

◆森川さんは本学の情報学類卒業ですが、新卒では日本テレビに就職されたのですね。それからソニーに転職されて、そして今のNHN Japan(当時ハンゲームジャパン)に入社されました。

大学時代はJAZZ研究会に所属していてバイトとサークルの日々であまり勉強をしない悪い学生でした(汗)。ただ音楽が好きで研究も音源の研究などをして音楽と関係のある会社で働きたいと思っていたところ日本テレビに内定をいただき入社しました。大学の専攻が情報工学というところもあり当初の望みとは異なる社内システムの部署に配属されましたが、それが逆に奮起するチャンスとなって本格的にコンピュータの勉強をし、資格も取り、そしてデジタル技術を使った番組の企画や事業などを多く立ち上げるまでになりました。
その後縁有ってソニーでコンテンツと端末を組み合わせたより大きなフィールドで事業をやってみないかと声をかけていただきソニーに転職しました。ソニーでは映画と音楽というコンテンツ、そして端末もテレビにオーディオ、携帯電話、パソコンなど様々な要素がありトヨタ自動車さん、東急電鉄さんとジョイントベンチャーを立ち上げ、そちらでソニーのリソースを使い新たなブロードバンドの事業を始めました。
そしてブロードバンドの事業をやるうちにブロードバンド先進国の韓国に新しいサービスモデルがあることに気づき、いつかやってみたいと思っていたところ、縁あって今の会社に入社することになりました。なかなか先のことが見えない世の中ですから逆に今目の前のものでどれだけ成果が出せるかが、チャンス(縁)が来たときに成功する鍵なのかなと思っています。

 

◆森川さんの大学時代を振り返りながら、今の筑波大学生へメッセージをお願いいたします。

当時は本当にお金も車もない状況でバイトしながらなんとか生活していたという状況で毎日将来に対しぼんやりと不安を感じていたことを思い出します。今思うともっと勉強しておけば良かったと反省もしていますが、個人的に学生時代にやるべきことはとにかくやりたいことを精一杯やりきって、少なくとも大学一、出来れば日本一のレベルにすることが大事だと思います。今の立場になって初めて見えるものもありますし、だからこそ出会える縁があると思います。まずは不満や愚痴を言うのではなく努力し自らを磨いてほしいと思います。

 

◆筑波大学では、無限の可能性を持つ学生にその能力を十分に発揮できるような環境を整備し、10年後、20年後の社会を背負ってたつ人材を各界に送り出すために、「筑波大学基金 TSUKUBA FUTURESHIP」を運営しております。

学びたい人に幅広く機会を作る良い仕組みだと思います。学生の皆さん様々なチャンスがあるのでそれらを上手に活用して夢をかなえて欲しいと思います。

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