--本日は、お越しいただきありがとうございます。本日は、西森さんが代表を務めていらっしゃるSB Lab.が開催する「ソーシャルビジネスってなんだろう?」 @Tsukubaについて伺いたいと思います。筑波大学生を対象に、ソーシャルビジネスに関する座談会や講演会の企画・運営を行うとのことですが、この事業を考えたきっかけは?<br><br>西森:私は今、大学4年生ですが、大学時代を通して、ボランティア活動に取り組んで来ました。その中で強く感じたのが、ボランティア活動の経済的な限界でした。ボランティアをする側がお金を出しているので、そのお金が無くなってしまうと継続しないのです。その一方で、ボランティア活動を仕事にできないのかということもずっと考えていて、その時に、ソーシャルビジネスというものを知りました。ソーシャルビジネスは、ボランティア活動のように、世の中の困っている人を助けることを目的としています。そこに、継続性を持たせるためのビジネス的な側面が合わさっているので、とても良い考え方だと思いました。でも、なかなか大学生でソーシャルビジネスを知っている人はいません。だから、自分が中心になって、大学生にソーシャルビジネスを広め、将来的に、就職の際の選択肢の一つになれば良いと思い、今回の事業を立ち上げました。
--継続するための収益性についてはどのように考えていますか?
西森:自分たちでソーシャルビジネスをやることは活動の趣旨にないのですが、TFF(筑波フューチャーファンディング)などクラウドファンディングを利用したり、講演会に来てくださった方から、カンパを募ったりというようなことを考えています。
--世界を変えよう基金は今年から始まり、今後も続く予定ですが、このような基金が大学の中に設立されたことについてどう思いますか?
西森:今までも、ボランティア団体に加わり、つくば周辺の地域社会や世界を変えたいと考える学生はいたと思いますが、経済的なバックアップがないことから、思いを実現できない場合もあったのではないでしょうか。学生を経済的に支援してくれるこの基金ができたことによって、学生のチャレンジの機会が増えたのではないかと思います。まだ世界を変えよう基金を知らない人もたくさんいるので、ぜひ知ってほしいと思います。